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日が暮れるまでの時間を考え、冷房を求めてコンビニに寄ることにした。
店内に入ると、真先に雑誌売り場へと向かう。
一度は週刊誌に手を伸ばしかけたが、ふと思い立って棚の隅に置いてあるアルバイト情報誌を開いた。
ーーとりあえず、バイトを増やさなければ生きていけない。
せめて当面の生活費だけでも、と思いながら、雄太はパラパラとページをめくった。
夜はすでに飲食店でのバイトが入っているので、自然と条件は絞られてくる。
労働時間は昼間、当然だが交通費支給、出来れば賄い付き、それに何よりも日払い(一部でも)が可能であること。
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