緑の髪の少年

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ニックとミティが戦う番がきて、先生の前で試合をやらされる。 「始め!!」 先生の合図で、ニックが力いっぱいに剣を降り下ろしてきた。 小さいナイフでは、剣を押さえられない… ミティは避けるしか選択は無い… 「ちっ!ちょこまかと動くようになったじゃねーか!」 ニックが大振りする剣をなんとか避けて逃げまくるミティ… しかし… 「バカもん!ラインから足を出すな!と何度言わせるつもりだ!ミティ!」 先生に怒られ、逃げ場を除々に無くしていく。 ついに正方形に引かれたラインの隅に追い込まれた。 「これで終わりだーっ!!」 ゴムとは言え、大きく、固い剣を振り下ろしてきたニック。 ミティにそれをどうにかする方法は無かった。
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