第九章 個人戦決勝戦

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ジョン『そう、俺はその二人の内の一人だ。もう一人は誰か知らないがな。』 光輝『どんな力なんだ?』 今はただ興味をもった。 旋風の舞姫にしか現れなかった特殊な力。 ジョン『人によって違う。だから知らねぇ。だが……』 ジョンはニヤリと笑いながら、 ジョン『俺のは今、体感できるぜ。』 ジョンは目を閉じてから、詠唱を始めた。 ジョン《我は風の恩恵を受けし選ばれた者。我に授けたその力、今、ここで我の好戦的な性格と共に開眼せよ---》 ジョンの周りには詠唱を始めたあたりからの金色のオーラを全身に纏い初めていた。 ジョン「鷹ノ目(ホークアイ)!!!!」 そしてジョンは目を開ける。 その目はまさに鷹。 元々、白目だった部分が黄金色になっていた。 ジョン『久しぶりだぜ、この感覚。』 光輝『それがお前の“全力”か?』 ジョン『あぁ、そうだ。これでお前の勝ちは無くなった。』 光輝『何が変わっ……は?』 するとジョンが驚異的なことをしていた。 光輝『嘘だろ………』 ジョン『駆天(クテン)。名の通り、天を駆ける能力。』 ジョンは空中で立ったのだ。 しかも歩いている。 ジョン『だから俺は空中で走る、飛ぶ、滑る、止まる。全ての動作が可能だ。』
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