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ジョン『誰が降参なんかするかよ。』
ジョンはセイブザクイーンを突き付けられながらも降参しないようだ。
光輝『諦めろよ。』
ジョン『負ける訳にはいかねぇんだよ。』
ジョンが俺を睨む。
光輝『兄貴の仇を取るまで負けられねぇってか?』
ジョン『!?……てめぇ、何故それを知っている?』
光輝『さぁな。』
ジョン『…………』
ジョンは喋らない。
光輝『ひとつ、忠告だ。復讐なんて辞めとけ。』
ジョン『ふざけんな!!!!』
ジョンは叫ぶように話す。
ジョン『てめぇに何が分かる?何も奪われていないお前がよぉ!!!!』
光輝『確かに俺は何も奪われていない。だけど、助けたいんだ。お前みたいな苦しんでる奴を。』
ジョン『黙れ!!!!何もわかんねぇ奴が何でも知ったようなこと言いやがって。』
ジョンは一瞬でその場を離れる。
しまった、逃がしちまった。
ジョン「ヒールウィンド!!!!」
ジョンは回復魔法でさっきの背中の傷を治した。
ジョン『………なぁ、知ってるか?』
ジョンが突然、話し出す。
ジョン『生まれた時から風属性を持っていた者で実力があれば、突如、現れる力を。』
光輝『力?』
ジョン『歴史上その力が現れたのは、旋風の舞姫ただ一人とされている。そして現代ではその力は二人の人間に現れた。』
光輝『まさか……お前?』
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