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「俺も・・・みんな!!しばらく自習!!」
先生がそう言って
私の腕をつかんでひいていく。
「千春・・・」
優子の心配そうな声だけが私の耳に届いた。
こんな時ですら
先生にひかれた腕が熱くて痛くて・・・・・・
「痛いです・・・」
って言ったら
「あ、悪い。」
って言ってあっさり離した。
保健室。
保健の先生いない・・・
私は近くのイスに座らされた。
「で・・・どうした?」
上を見ると仁王立ちした
先生が見えた。
「・・・分かんない・・・です。」
私はこう答えるしかない。
だって本当に分かんないから。
「もしかしてさっきのプリント・・・?」
先生が言った事が図星な気がして俯いた。
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