誰も信じない…

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誰も信じない…

チャンスが来た…… お兄さんがトイレに 立った… いつもなら鍵をかけるのに… 鍵をかけ忘れたのだ… トイレに入る音を耳をすませて確認し… 父と母の居る家に向かい… 階段を駆け下りた… 途中で捕まらないよう… 全力で走った… 時間帯は ちょうど夕方… 叔父さん達は帰宅していて… 何か話しかけられたが無視… 家に帰ることだけ… 捕まらないよう… 必死に走った… 両親が帰宅している事を願って… 玄関を空ける… 鍵が開いていた… 父か母が帰って来ているとホッとした…
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