誰も信じない…

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母は 私の お腹を見てビックリしていた… そして無言で父に電話し… メロンを買ってきてと頼んでいた… 帰って来たら話があると伝え電話を切った… 私は どんな風に怒られるかビクビクしていたが… 一言… 『お風呂入ってきたら』 と言われた… 私は 何も言わずに お風呂場に向かい お湯に浸かり… 久しぶりに ゆっくりと お風呂に入った… ボーっとしていると… 自然と涙がこぼれ落ちた… 両親の元に帰って来れた安心感と… あの地獄の日々が やっと終わると思えた… 助かったと… でも私の考えは甘かった… さらなる絶望が待っているとも知らずに… 安心しきって泣いていた…
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