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プロローグ
あるか昔。目を緋色に染め、莫大な霊力を持つ、男がいた。男は自らの力に溺れ、世界を支配しようとした。誰もが男に立ち向かったが男の霊力に勝てるものはいなかった。
男は陶酔しきった。自らの力に。誰もが世界を終わりだと思い半ば諦めた。 その時立ち上がった一人の女がいた。
その女は男が唯一愛した人だった。
男は負けた。どうしても愛した女を傷つけることが出来なかった。
そして男は死んだ。その後緋目の力を持つ者は生まれことはなかった。
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