喧嘩上等

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喧嘩上等

りきととのタイマンから二日後。 ふみやから電話がかかってきた。「昨日の怪我大丈夫か?」 と聞いてきたので俺は 「大丈夫やで!でもまだ痛いけどなぁ。」 と言った。 「今日遊べるか?」 と聞いてきたので 「当たり前やん。」 と言い、ふみや達と遊ぶことになった。 俺は楽しみで仕方がなかった。 10時半ごろにふみやの家に向かった。 ふみやの家につくと、ふみやの兄貴の聖也君とふみやがいた。 すると聖也君は 「こいつが山本の弟か?」 とふみやに聞いた。 ふみやはこくりとうなずいた。 ふみやの家は俺の話でもちきりだった。 少し恥ずかしい気もした。 でも、 ふみやに会えてよかった。 兄貴がいてよかった。 と初めて思った。 それからふみやと俺は大生橋に向かい、大生橋につくとりょうまが待っていた。 ふみやとりょうまと話をしているとふみやとりょうまの二人はポケットから何かを取り出した。 よくみると…煙草だ。 この時には煙草に全く興味がなく、ふみやとりょうまが煙草を吸おうとすると俺は二人の煙草を川に捨てた。 「煙草は体に悪いからやめよ。」と俺がいったが二人は首を横に振った。 言っても無駄だと思ったので、それから煙草のことは何も言わなかった。 俺の心の中で(あいつらとは遊ばんとこう。) と思った。 俺ら三人はベルファでたまることにした。 一階の机でカードゲームをしてるオタクがいた。 その様子を見ているとオタクが勝負の途中で片付けだした。 俺らが見ているのが気にくわなかったのか帰ろうとしていた。 するとりょうまが、オタクに喧嘩を売り掴み合いになった。 お互いに兵隊を集めて喧嘩をすることになり、俺達三人はベルファでずっと待っていたが、オタクは約束の時間に来ない。 びびって逃げたらしい。 来なかった時、ちょっと安心した。 それからカラオケに行って歌っていると、誰かが入ってきた。 こうきだった。 そしてこうきを合わせた四人は俺が門限なので皆家に帰った。 俺は寝る時間までずっとふみやとりょうまとこうきの話をしていた。 もう寝る時間、俺はずっとふみや達のことを思いだしながら眠りについた…image=62046067.jpg
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