繭のライバル?

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「雪魅、昨日は休みだった?」 「お仕事だったの」 「仕事?」 「もう!雪魅はモデルなの」 マジかっ? そう言えばおばさんは確か…… 「そうなんだ」 「ちょっと!燕羽の手を離すの!」 「お断りします」 「離すの!」 「ち、ちょっと、痛いから」 二人に手を持たれて引っ張られて腕が…… 「燕羽が痛がってるよ」 「いいから離すの!」 「………………」 繭が先に手を離した 「やっぱり繭君が離したね」 「貴方誰?」 「俺は産業廃棄物」 「は?……と言うか誰かに似てるの」 「そう?」 「燕羽」 「あっ、行こう……雪魅ごめんね、俺トイレ」 「どうして彼も行くの?」 「繭もトイレだから」 「じゃ、雪魅もなの」 「お断りします」 「うるさいの!燕羽と行くから貴方は関係ないの」 「雪魅君だっけ?さっき担任が捜してたよ」 「もう……燕羽、また来るの」 「うん」 助かった…… 「担任って……」 「嘘だよ」 そう言って楓さんは笑った そう言えば雪魅は楓さんの事を知らないのかな? 会った事なかったかな…… 繭とトイレに行ってそのまま教室まで連れて行った
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