†~出会い2~†

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ある日ティマに言われた。 『晃。もう少しで逢えなくなっちゃうの…』 彼女の普段のおっとり顔が不安で陰る。 『お父様に帰って来いって、言われたの…』 翡翠色の眼から涙が溢れる。 帰るということは、二度と俺たちは逢えなくなるということだ。 それは俺も嫌だ。 「いったん帰れ。…俺も後を追う」 ティマが驚いた顔をする。 「お前の父ちゃんに認められればいい話だ!」 そしてティマは、エデンへ繋がるカギを残して、俺の前からきえた。 エデンへ行くには、いまから1週間待たなければならない。 その時を静かに、待っていた。
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