第13話

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満月(M) 「あなたが桜の花びらになって、消える夢 もう何十回見ただろう」 満月(M) 「あなたと別れたあの日から、もうずっと」 満月(M) 「ずっと 英知くん…」 ─回想─ 満月(M) 「二人のはじまりは、やっぱり4月 桜も満開な、ある春晴れの日」 (西山がインターホンを何回か押す) 西山 「おかしいわねぇ… 今日、満月ちゃん連れて行きますって連絡したのに どうして誰もいないのかしら」 西山 「すいませーんっ 林園の西山ですがーーっ すいませーーんっ」 (負けるかーっという勢いで) 西山 「留守ですかーっ もーーっ」 西山 「あのーー… ああっ 満月ちゃんどこ行くの!?」 (ああっからは満月に向けて叫ぶように) 西山 「満月ちゃんっ」 (垣根の外から呼びかけ) 施設の子供1 「ん?」
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