64人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
しかし、数日後にまたそのホームページは更新されていた
ただ、ブログが更新されていたわけではなく、ホームページのアルバムに一枚の写メがアップされていた
A『(これ…指…じゃね?』
少しぼやけていてハッキリとは分からなかったが、「それ」は人の指のように見えた
その翌日にまたアルバムに更新があり、そこには、肘から切断された人の腕がアップされていた
翌日には足首、さらに翌日には導体…
A『なんだよこれ…』
不気味に思いながら、そのブログが気になり、Aは毎日そのホームページにアクセスしていた
そしてその日更新されていた写メは
Bの首だった
その日はブログも更新されており、内容はこのようなものだった
『おまえらの大好きなBはこんなになっちまったよ。もうだれにもBを渡さない。パスワードが安易にも誕生日だったから、このBの姿をおまえらに見せることが出来て嬉しいぜ。おまえらは、画面の向こう側で指をくわえて悔しがってな。俺とBは永遠に一緒だ』
…
A『これは…ヤバいだろ…』
すぐに警察に電話しようと思ったが、『ブログに』では警察が信じてくれるか分からなかったため、Aは直接警察へ向かった
警察署へ着き、事情を話し、例のブログと写メを警察に見せようとした
…あの生首の写メが消えていた
しかし、変わりに違う画像がアップされていた
男の生首が
警察がすぐさま住所を割り出し、向かった部屋で、バラバラにされたBと思われる女性の死体と、同じようにバラバラにされた男の死体とが見つかった
Aには2つの疑問が残った
誰があの男を殺したのか
誰が男の生首の画像をアップしたのか
終
最初のコメントを投稿しよう!