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「ジュンスヒョン、見てください。」
幸せな情事の後
気だるい身体を起こしながら眼を開けると愛しい君が笑っていて。
「ヒョン?」
くりくりと大きい瞳に眠たそうな僕が映った。
―かわいいなぁ。
いつもは大人でかっこいいくせにこういうときは子供みたい。
気持ちが通じあってからまだ間もないのに、毎日見せる新しい顔にドキドキして、同時にはまっていく自分がいる。
でもヒョンって言う癖まだ直らないんだなぁ。
「チャミ。
ヒョンって呼ばないでって言ったでしょ?」
「…あ。」
わざと口を尖らして
わざと怒ったような口調でチャミを見上げれば
一瞬ハッとしたように止まると
いつものように片方の眉を下げて笑い、「すみません。」と嬉しそうに僕に口づけた。
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