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「わかるって…「僕がジュンスをどれだけ特別に思ってるかです。」
その言葉に目線が上がる。
「キスをしたいと思うのも、セックスをしたいと思うのも、あなただからです。」
「チャミ…。」
「あなたが望むなら自分の癖だろうとなんでも直します。」
視界がぼやける。
「ヒョンとしてでなく、1人の人としてジュンスはたった1人の僕の特別なんです。」
また溢れだしそうな涙をチャミの指がぬぐった。
「愛してるんです。」
真っ赤になりながら言いなれないセリフを言う君につられて僕も顔が赤くなるのがわかった。
「忘れないでください。」
引き寄せられるまま顔を埋めれば、チャミの香水の匂いと普段より速い心臓の音がした。
「…忘れないで。」
もう一度耳元で確かめるように言った君の声は微かに震えていて。
「チャミ?」
ギュッと音がしそうな程強く抱きしめてくれた腕はいつもよりも熱かった。
「どんな時でも
僕はあなたを想っています。」
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