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「おいっ、ジュンス!」
いつものようにあなたの声が響けば
かかっていた音楽が止まり、続いて踊っていた僕らの動きも止まった。
「まーたジュンス~?」
新曲でダンスの練習中
振りを間違えてしまった
ジュンスヒョンにジェジュンヒョンがうはうはと楽しそうに笑いながら近づいた
「ご…ごめんなさい。」
あなたは子供のように震えているジュンスヒョンにも容赦はなくて。
「ここの振りはこう!!さっきも言ったろ?!」
言葉と同様にお手本で舞うステップは見るも鮮やかで目を奪われる。
「だって~…」
ジュンスヒョンが求められる高度な技に「そんなの無理だよ。」と力なく反発したのがいけなかった。
「……だって?」
ユノの頭から漫画のようにプチンと血管が切れる音がした。
「…―んなこと…言ってる場合じゃないだろっ。さっきから同じところばっかりやってんのはどこのどいつだよ!」
「ひッ!」
……あぁ、お馬鹿ジュンスヒョン。
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