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「ユノがあんなに怒るから、ユチョンが怒っちゃったでしょ？」
「はぁ？」
目を細めてにこやかに告げるジェジュンヒョンとは対照的にユノは更に不満の色を濃くした。
「…―なんで俺がユチョンを怒らすんだよ。」
訳がわからないと「怒ってたのはジュンスだぞ。」口をすぼめて言うあなたはさっきまでの迫力なんて全くなくて。
「ユノは鈍感だからなぁ～。」
「なっ!ジェジュン！」
「きゃ～!!!」
楽しそうにユノから逃げ回るジェジュンヒョン独特の笑い声がスタジオに響いた。
端から見れば、仲良くじゃれあっているヒョンたちを遠巻きに見ながら
「チャミ、バカユノに説明してよ。」
「……はい？」
そんなことをぼーっと考えていれば、
からかっていたユノに飽きたジェジュンヒョンに呼ばれて顔をあげる。
「なんで僕に振るんですか。」
「だって僕じゃダメみたいだし。」
―そうニコニコと告げる顔の奥に何があるかわからないけど。
僕は鈍感なあなたにわかるようできるだけ簡単な単語を選んだ。
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