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「ねぇ。チャミもそう思うでしょ?」
「はい?」
「チャミだって、泣いたらほっとけないし、ほっとかれたくないよね?」
綺麗な微笑から発せられたのは形は疑問系でも絶対的な肯定で。
「甘えたい、でしょ?」
「はぁ…。」
―…この状況で『誰に』なんて聞くのは野暮でしょうね。
「チャミ。」
ジェジュンヒョンの後ろで僕の表情を伺うユノが見えた。
―そんな目で見ないでくださいよ。
僕とユノが付き合ってることはメンバーみんなが知っていることであって。
今さら隠してる事ではなかったけれど。
ユノがストレートに言葉や態度にするタイプにも関わらずそれでも滅多にメンバーの前でそういった雰囲気をだしたりすることはなかったのは
―まぁ…僕のせいでしょうね。
長い長い息を1つ吐くと2人のヒョンたちに向き直った。
「別に、僕はほっとかれても構いませんし、こういう状況でしたら確実にほっときます。」
その原因はこの僕の素直じゃない性格のせい。
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