morning coffe

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一向に離そうとしないユノに、もぞもぞと体を駆使して抜け出そうと試みる。 「……放して。」 「もう少し。」 「遅れます。」 「大丈夫。」 ―これでもリーダーなの。 こう言えばああいう押し問答に、わざとらしく溜め息をつけば、クスクスと笑う声が聞こえた。 「…なに。」 「いや、元気だなあと思って。」 ユノの言葉に「?」が浮かぶ。 「……ッ。」 しかし、次のユノの行動で一気にその意味を理解した。 「ユ…ノ。」 包むように背中にまわされていた掌が滑るように撫で始めた。 睨むように見上げても効果はなくて。 相変わらず掌を滑らせながら「ん?」と小さく笑った。 「昨日、あんなに鳴かせたのに…もう平気か?」 それは背中からだんだんと降りていき、太股に達して明らかに意味を込めて動いていた。 「…ん…ちょっ…やだ。」 そこに全神経が集中したように熱くなっていく。
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