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「はぁ…。」
―2人に気づかれなかっただろうか。
ドアを閉めて顔を両手で包めば確実に熱を持っていた。
―…あのままあそこにいたらヤバかったな。
『チャミだってほっとかれたくないでしょ?甘えたいよね?』
あんな質問恥ずかし過ぎて死にそうだ。
あの時耳に届いた瞬間全身の熱が顔に集まったようで。
とりあえず恥ずかしくて。
『僕ならほっとかれても構いません。』
「なんであんなこと言っちゃったんだろ…。」
ほんとは
本当なら
寂しくて怖い夜
押しつぶれそうな不安の中
失敗して怒られた時だって
思い描いているのはあなたで
いつだってユノに甘えたいと思ってますよ…
…僕だって。
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