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「うッ…ひっく―…ゔ~。」
自販機の前まで行くと
微かに誰かが泣いてる声が聞こえてきて。
さらに足を進めれば、ソファで泣きじゃくるジュンスヒョンの肩を抱くユチョンヒョンがいた。
「ほら、ジュンス鼻かんで。」
「ゔ…ゔぅ~…―僕ッ。」
「あ―…ハイハイ。ジュンちゃんはやればできるんだもんね。」
「…ゔん~。」
背を向けている2人にはまだ僕が見えてない。
「ユノヒョンだってジュンスができるってわかってるから言うんだよ?」
そう言うとユチョンヒョンは耳まで赤くしながら泣くジュンスヒョンのせなかを擦りながら抱き寄せた。
「わ゛がっでる゙よ゙~」
「あはは。そうだよね~わかるよね。」
「…うわーん!ユ゙チョ~ン。」
―…いいなぁ。
どうしたらああやって素直に甘えられるんだろう。
ギュッとユチョンヒョンのシャツを掴んで泣きじゃくるジュンスヒョン。
はた目から見ていてもそれは微笑ましい光景だった。
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