貴方の前だと。

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「チャミ?」 「…すみません。」 抱き寄せたユノの肩に顔を埋める。 「ほっとくなんて嘘です。」 「え?」 重なる心音が心地よくて僕はたかが外れたように話始めた。 「ジェジュンヒョンに言ったのは、あんな質問恥ずかしくて…態度が悪かったのはあなたに心配されてるジュンスヒョンがうらやましくて。」 「チャミ。」 「僕は…素直じゃないから。 でも、ユノが好きなんです。ほんとに、大好きなんです。」 ―…信じてください。 僕にはユノだけなんです。 一つ一つ、心の中に吐き出させずに溜め込んでいたものをかき出すように ユノへと伝わるように。 しかし、次の瞬間 こんなこと言うんじゃなかったとひどく後悔した。 「……クッ…ククッ……クククッ…―。」 「へ?」 まさかと信じられなくて思わず腕を緩め、ユノの顔を覗き込む。 「ユノ?」 「うッはは…―あはは。」 それまで静寂だった部屋の中 ユノの笑い声が響いた。
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