hot sweet milk

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「とりあえず離れてくれませんか?」 呆れたようなチャミの声が上から聞こえる。 でも 「いやだ。」 そんなこと無視。 「はぁ…。」 さらにくっついていれば大きなため息が聞こえて 本を閉じたのがわかった。 ―かまう気になったかな。 そんなことを思っていれば腰に巻き付けた腕を凄い勢いで剥がされて 「お願いですから、おとなしくしていてください。」 大きい瞳で見つめられればそのまま言う通りにするしかなくて。 「つまんないんですけど~…。」 「知りません。」 しょうがなく離してしまった温もりを寂しく感じながらも チャミの隣で足をバタつかせていた。
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