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「ユチョンは甘えん坊だなぁ。」
そうこうしていれば俺たちの様子を見ていたユノヒョンが笑いながら隣に腰かけた。
「チャミ。かまってやれよ。」
珍しく俺の肩を持ってくれたユノヒョンの提案に必死にうなずく。
「嫌ですよ。」
そんな俺に眉毛一つ動かさないチャミの顔は不機嫌のままで。
「僕は僕で忙しいんです。」
そういうとまた本に目を落としていった。
―つまんね…。
バッサリ切り捨てられた俺を見て何を思ったのかユノヒョンがぽつりとこぼした。
「そういえば見たことないな。」
「え?」
「ユチョンの甘えたがりはもう見慣れたけど、チャミが甘えてる所見たことないな。」
「想像できない」と続けるユノヒョンの言葉に俺は首を傾げた。
確かに、人前ですらキスやハグもしてしまうような俺とチャミはまるで正反対だけど。
でもユノヒョン。
俺らだって一応付き合ってンだよ?
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