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チャミが言うには
さっき俺がユノヒョンに言おうとしたチャミが甘えた時のこととか
普段見せてる顔のもっと深い部分を知られることはとてつもなく恥ずかしいことらしくて
「僕はユチョンヒョンだけに見せてるんです。」
全てさらけだせるのは恋人の俺だけだそうで
「他の人は知らなくていいんです。」
さっきから目を合わせようとしない恋人は
俺よりも大きいはずなのに今はちっちゃくて
可愛くて
だから
「……なんだかんだで俺のことめちゃくちゃ好きなんじゃん。」
「な―ッ。」
俺の言葉に一層赤く染まるチャミの顔。
「だってそうだろ?」
隠すように口元に持っていった手を絡め取る。
「甘えられるのは俺だけ、なんだろ?」
引き剥がした手の下から現れた真っ赤な唇。
「ほら、言ってみろよ。」
触れるか触れないかのギリギリの所で君に意地悪な囁き。
「チャミ?」
喉がこくんと鳴った後口が開いて聞こえたのは君からの極上の囁き。
「キス、して。」
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