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「へー…。」
「え?」
「どうかしたんですか?ってことは忘れちゃったんだ。」
「はい?」
しまったって時には遅かった。
くるりと振り向いた顔はすごく上機嫌な顔をして笑っていたから。
「昼間のチャミは可愛かったんだけどなぁ。」
―わざとらし過ぎでしょう。
明後日の方向を見ながら
チラっと僕の顔を見たユチョンヒョンの顔が更にニコヤかに変わって。
「俺も愛してる自信あったけど、なんだかんだでチャミも俺にハマってるみたいだし。」
そう言いながらじりじりと距離を詰められる。
「ねぇ、続きは後でって言った俺におねだりしたの、誰だっけ?」
言葉と共に柔らかく息を吹き込まれて、腕は持っていたバスタオルで一つに纏められた。
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