第一章:信仰の押し売りはお断り

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諏訪子「私も神奈子も早苗も千秋の事気にいったしね~。ここに永住しなって♪」 千秋「いや、まぁ俺にとっては願ってもない事だがホントに良いのか?早苗だって歳ごろの娘だろう…。」 少なからず同じ位の歳ごろの男が同じ屋根の下に住むのは抵抗があるだろうに…。 妙な所で律儀な千秋。 むしろヘタレというべきか。 千秋(作者後で殺す。) 神奈子「ハハハ!そんな事は心配無用さね!」 諏訪子「早苗はそういう事意識しない娘だからね~」 ……全く意識されないのも男として自信が無くなるが…。 神奈子「そうだ。千秋、あんたあの娘の許婚になるのはどうだい?」 千秋「ぶはぁぁぁ!?」 諏訪子「おぉ、ここに来て初めて見せる面白い反応。」 千秋「な、ななななな何を言ってんだあんたは!?///」 神奈子「あんな良い娘は中々いないよぉ~。何せ家事は出来て優しくて良く気が利く、そして美人!!いや、自慢の娘さね。」 諏訪子「でもあの娘ったら外の世界にいた時からそうだけどそういう浮いた話を聞かないんだよね~…もう保護者としては将来が心配で心配で…」 神奈子「そこで千秋なら早苗をあげても良いかなと思ってね。」 千秋「で、でもそういうのはお互いの気持ちが大事だろ…///」 神奈子「おや?早苗じゃ不服かい?」 千秋「いや…そういう事じゃねぇよ…確かに早苗は優しいし、両親以外で初めて俺を真っ当に扱ってくれたし…俺には勿体ない位良い娘だと思うよ…///」 あー… マジで恥ずかしい…/// 恥ずかし過ぎて高いところから脳天垂直落下したいくらいだ…/// 諏訪子「ははぁ…じゃあ千秋自体はまんざらでも無いんだね?」 千秋「う…あ…えぇと…でもよぉ……///」 諏訪子「でも?」 千秋「そ、そういうのは早苗の気持ちも大事だろ…///」 神奈子「そこら辺はあんた次第さね。大丈夫!あんた綺麗な顔してるし、私達が気に入ったんだからイケるよ!!」 千秋「うぅ…///」 諏訪子「これで早苗の春も神社も安泰だね~」 神奈子「いやぁ~孫の顔が楽しみだ♪(実際の孫じゃないけど。)」 千秋「……///」 そういう事に縁が無く、免疫が無いので激しく取り乱す千秋であった。
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