第二章:酒は飲んでも飲まれるな

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迅「やる理由なんか人それぞれなんだし他人がどうこう言う事でもねぇ。」 千秋「…。」 迅「やってて面白かったんだろ?」 千秋「あぁ。」 迅「だったらそれで良いじゃん!千秋は千秋が面白いと思って後悔しないと思えればそれで良いじゃねぇか!少なくとも俺はそう思うぜw」 千秋「迅…。」 迅「他人なんか気にすんなwお前はお前がやりたいと思った事をすれば良いさw」 良い奴…だな。 すげえ励まされる。 …ダチになりてぇ。 初めてだな。誰かとダチになりたいなんて思った事。 …いや、外の世界にいた時からその気持ちはあった。 …だけど俺が壁を作っていたから、思い通りにならないと力で捩伏せていたから。 …力で捩伏せる事が虚しいと知った時には既に手遅れだった。 周りの人間とは壊す事のできない壁で隔てられ、埋める事のできない心の溝ができあがっていた。 自業自得だと解っていた。 だからこそこの世界では同じ過ちは繰り替えさない。 俺は生まれ変わる。 その為の一歩として俺は伝える。ダチになりたい……と。 千秋「迅…。あのさ…。……ダチになってくれねぇ……かな……?」 迅「何言ってんだ?俺達はもうダチだろw」 千秋「え?」 迅「出会って、名前を知って、名前を呼び捨てで読んじまえば皆ダチだw少なくともこの幻想郷じゃそうだぜ?何しろ外の常識は通用しねぇ世界だからなw」 千秋「そう…なのか?」 迅「あぁwだから何かあった時は俺ができる範囲で助けてやる。ダチだからなw」 千秋「ありがとう…」 ツー… 気づくと俺の目から一粒の雫が溢れてきた。 迅「お、おい何で泣くんだよ。」 千秋「…解んねぇ…悲しくない……むしろ嬉しいのに止まらねぇんだ…。」 迅「大袈裟な奴だなw」 嬉し涙を流す千秋に優しい笑みを零す迅。 その時であった。 ガシャァァン!! 何かがぶつかり合い、壊れれ音が辺りに響く。 迅「何だ!?」 千秋「向こうからだ行ってみよう!」 迅(俺のソアラが停まってる場所から聞こえたが…まさかな…。) 青年2人移動中…
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