4人が本棚に入れています
本棚に追加
硝子扉越しに中を見ると
三人の警察官がいた。
心境的に抵抗があるが
不慣れなこの地で目的地を
探すのも時間が掛かるので
時短の為に道を聞く事にする。
扉を空けると三人の視線が
こちらえ集まった。
一番若いと思われる警官が
「どうしました?」
と笑顔で応対してくれた。
私が目的地の住所を尋ねると
「少し待ってて下さい。
今、地図を持ってきます。」
と言い、奥へと歩いて行った。
「観光ですか?」と
突然、横にいた恰幅のいい警官に聞かれ、私は一瞬戸惑った。
「いえ。友人の家に向かうだけで観光とまでは…」
と適当にやりすごす。
最初のコメントを投稿しよう!