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朝、大抵の人達が起き出す頃、マンションの屋上にあの死神がいた。ただ朝日を眺めているだけのように突っ立っている 以前のように誰かが死ぬのを待っているのだろうか…?それとも… 死神が急に上を向いた。そこには漆黒の羽根を纏い、その瞳は朱色をした鴉だった その鴉はスィーッと死神の元に降り立ち擦りよる、鴉には死神が見えているようだ。いや、この鴉だけじゃなくほかの動物にも……? ───人間以外は見えている。      それは本能故か………? 鴉は一度カァーッと鳴き飛び立っていった
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