プロローグ~森の少年~

12/37
前へ
/64ページ
次へ
ふと、木の根元に視線を下ろすと、小さな子供が眠っていた。 (こいつが、アイリの言っていた『少年』か。。) ゆっくりとその少年に近づいていく。 パキっと、小枝が割れる音がした。 GMが足元に視線を移すと、自分の足が枝を折ってしまっていた。 再び視線を子供の方に移すと、そこに眠っている子供はいなかった。 体を両手で抱きしめながら震え、こちらを威嚇している。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加