精霊と一緒（とも）に

プロローグ～森の少年～

この男、実はギル―――

「私はギルドマスターだぞぉ！！」

である。それを考えれば先程の叫びも分からなくはないだろう。
ギルドマスターが、低ランクに位置づけられるこの依頼の後処理をしなければならないのはよっぽどのことだ。

それだけ、ギルド内でのこの男の地位が低・・・、この依頼の危険度が上がったという事なのだろう。多分。