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紫空とは、中学時代の時に友達の紹介で知り合って仲良くなり、高校一年生の時に同じクラスになった。
始業式の日、私や、他の女の子は新しいクラスに馴染めるのかという不安と、クラスでの安定した地位に着く為。
中学校からの上がり組の娘達の中で、中学の時に権力を持っていた子にゴマをすっている時。
彼女は、自分の席に座り、ぼおっと前を見ていた。
彼女は、女子校では珍しい自分を飾ったりしない子だった。
どこの派閥にも所属しようともしないで、休み時間は自分の席で文庫本を読み、教室移動の時は自分のペースで動くようなマイペースな子だった。
でも、紫空は、独りぼっちの時なんて無かった。
いつも、誰かが一緒にいた。
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