6人が本棚に入れています
本棚に追加
イケメンは「得」だ。
どんな場面でイケメンが得なのかなんてことはわざわざ言わなくてもみんな知っていることだろう。
ちなみにイケメンのところは「美女」と置き換えてもいい。
平均的なポテンシャルが高いイケメン達はどんな場面でも周りをリードする役割を担うことが多い。
そんな彼らを俺達凡人は「主人公(ヒーロー)」と呼ぶのさ。
俺個人は別段それに不満を持ったことは無い。ホントだぜ?身分相応って言葉の意味を俺はちゃんと理解してるつもりだ。
・・・だったらなんでいきなりこんな話をしたと思う?
実は、俺達の“ヒーロー”がいなくなっちまったんだよ。
なんでいなくなったかなんて知るか。
俺達のヒーローってのはすなわち俺達の身近にいたイケメン(美女)のことさ。
俺達凡人を物語の「登場人物」にしてくれる「主人公」がいなくなったことでこの物語はどうなってしまうのか、というか
“俺達脇役はどうなっちまうんだろうか?”
・・・・というわけで、これから俺達脇役によるスピンオフ作品が始まるわけだが、勘違いしないでくれよ?
あくまで俺達は「脇役」なんだぜ?
仮にこれから世界の命運を賭けた戦いがあったとしてもその戦いに俺達が勝利するなんてことは保証されてないんだ。何せ主人公補正のない脇役だからな。
まあ、そんな大きな事件が起こるとは万に一つにもないけどな・・・
壮大な事件に巻き込まれるのもまた“主人公補正”だからな。
とまあ、色々考えちゃいるがいくら考えたって答えなんか出ないさ・・そんなもんはやってみなけりゃどう転ぶかわかんないしな。
最初のコメントを投稿しよう!