夏の始まり

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ミーン、ミーン、ミーン… 夏… ジリジリと焼き付ける太陽… まぶしい青空… 梅雨明け宣言がなされ、ついに夏が始まった。 ストロベリー学園にも衣替えが当然ある。 「ん~こんなものかなぁ…?」 鏡の前で自分のワイシャツの胸の大きさを確かめる俺… 「ちょっとー?まだぁ?早くしないと遅刻になるよう?」 ルームメイトの夏目真子(なつめ・まこ)が、すでにカバンを手にして、俺が準備が終わるのを待っていた。 「なんか、うまくいかなくて…左右のバランスが取れないって言うの?夏目はいつもキレイなバストしてるよね?やっぱり本物なの?」 俺が訊くと、夏目は笑う。 「ひ・み・つ♪それよりパッド入れるだけに何分かかってるのよ!さぁ行くわよっ!」 「ああっ!バカ!引っ張るなって!まだ片方ズレてるよーっ!!」 グイッと俺の腕を引っ張る夏目と俺は寮を出る…
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