‡CHAPTER・1‡  †ワラクテの章†

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迷路の森は、入っていくにつれニューセイルの賢い馬もさすがに通りづらいくらい足元の状況の悪さだ。 「おい、ホント~にあのイプシロンっつー魔法使いが通ったとゆーのか?」 「服が破れたってゆー形跡がありそーね。」 「足場悪いな。未開の地か?」 「魔物がいるとされてるから危険じゃない?」 「けどよー、なんでイプシロンっつー魔法使いはこんな超危険地帯に迷い込むよーなくらいの迷路の森に入ったんだ?」 アルファンの言葉に5人が立ち止まった。 「そーいえば。」   夜、6人は古びた山小屋で休むことにした。 ローレライとカインとタウロスは寝てしまってる。 一方、アルファンとエルメスとニューセイルは、なぜイプシロンが危険地帯の迷路の森へ行ったか考えていた。
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