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「なぁ、エルメス。」
「何?アルファン。」
「国王が言ってた炎と水の剣って、あのアズヴァン戦争と何か関係あるのか?」
するとエルメスが頷いた。
ニューセイルがぎょっとする。
「まさか、あのアズヴァンがブラードンを倒すのに使ったとされたあの6つの剣のうちの2つ?」
「その通り。」
エルメスが答えた。
「かの偉大なる魔法使い・イーティス・サハカン・ウナ・サラヌーンによって作られたミスリル製の魔法の剣だ。炎と水の他、風と地、雷と錬の剣がね。で、その6つの力が1つの剣と化した時、その剣は無敵のパワーを持つんだ。」
「でも、ホントは使われるべきじゃなかったと思うぞ。」
「どーゆーこと?アルファン。」
ニューセイルがききだす。
「だって、ホントは危険な剣だろ?てことは、止むを得なかったワケか?」
再びエルメスが頷いた。
「そして、バーン皇帝は、他人に容易に入手されないよーに、剣を封印したんだ。アズヴァンの犯した皇太子殺害のよーなことが、2度と起こらないよーに。」
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