‡CHAPTER・1‡  †ワラクテの章†

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学校の図書室で、仲良し3人組がおしゃべりしていた。 「んでー、そのドラゴンは、今でも侵入者を食い続けてるワケ?」 「ウワサだとそーよ。しかもウワサだと2つの剣が眠ってるそーよ。」 「へー、それを1人の魔法使いが探しに行ったきり行方不明なんだね。てか1人で行くこと自体大間違いじゃない?」 「それもそーね。占い道具をほったらかしたそーよ。てゆーか寝ちゃダメでしょ!アルファン!!」 「ほぐぁ?」 少女・ローレライ・セラス・テナ・ローザスに起こされ、アルファン・チャズリ・ロナ・バルパスが眠そうな目をして顔を上げた。 カイン・ボネシェス・ルナ・バロードは呆れ顔。 「てか調べようって言ったのはアルファンだろー?」 「仕方ねーだろー。徹夜して急激に眠くなったからー。」 「てかアルファンっていざって時の支度はあるの?」 「………………おめーらは?」 「カインはまだしも、あたしは弓矢なら。」 アルファンは青くなった。
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