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「あー!ローレライの野郎!ふざけんな!」
帰り、アルファンはぶつくさ言いながら帰り道を歩いていると、城付近で大騒ぎを目の当たりにした。
なんと1人の僧侶が胸に十字型の刃物が刺さっていた。
その時、周りにいた弟子に黒い服を着た何者かが襲い掛かってきた。
「危ない!」
言うなりアルファンは門番騎士から剣を引ったくり、その何者か目がけて振った。
門前では死闘の大バトルが繰り広げられていた。
アルファンは剣を振っては攻撃の繰り返し。一方何者かは避けたり剣で攻撃してきたりした。
その時、何者かが服の中に左手を突っ込むと、何やら十字型の刃物を取り出し、投げ付けた。それより早くアルファンは、門番騎士から盾を引ったくり、自分の前に突き出した。十字型の刃物は、みんな盾にめり込むように刺さった。相当威力があるらしい。
アルファンは盾を放り投げると、再び剣を構えて突進した。すると何者かが今度は鎖鎌を腰から取り出すと、鎌をアルファンめがけて投げ付けた。
勢い良く音をたて、アルファンの手から剣が飛んだ。
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