‡CHAPTER・1‡  †ワラクテの章†

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ヤバいと思ったアルファンは、剣を拾おうと振り返った時、アルファンの体に鎖が巻き付いた。 「!!」 アルファンは身を捩って解こうとするが、なかなか取れない。 その時、何者かがアルファンの首を掴んだ。そして不敵な高笑い。 「もはやこれまでだな。お前の命、頂戴致す!!」 言うなり短剣をアルファンの喉目がけて突き刺そうと…………………!!                   バキッ! 何者かが倒れた。 アルファンが振り返った。 大柄な筋肉質の男だった。 「大丈夫か?そいつは有名な暗殺者だ。」 「あんがと、すまないな。」 「オレも来るのが遅かったら君やられてたよ。」 「へー。オレ、アルファン・チャズリ・ロナ・バルパス!アルファンって呼んでくれ!」 「オレ、タウロス・ボリュボード・エナ・デンデ。よろしく。」 アルファンはたちまちタウロスと仲良くなった。
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