‡CHAPTER・1‡  †ワラクテの章†

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次の日! アルファンは城の門前で荷物を抱えて立っていると、2人組の男女がやってくるのがみえた。 コレには見覚えがある。 ローレライとカインだ。 「おい、おめーら!別についてこなくてもいーんじゃねーか?」 ローレライが首を左右に振った。 「ダメよ!約束したじゃない!あたしたちと迷路の森を探険するって!」 「だっけか…………?」 「アルファン、そいつら、友達か?」 割り込んできた声に振り向くと、タウロスが立っていた。 カインがタウロスを指差してきいた。 「アルファン、知り合いか?」 「ん?こないだこの辺で暗殺実行犯を一緒にやっつけたんだ。タウロスってんだ!」 「見るからに強そーねー。」 すると、門の扉が突如開いた。扉から国王が現れた。 「勇者・アルファンよ、よく来てくれた。そちらの3人は付き人かね?」 「はい、そのよーなものです。」 「よかろう。中に入るがよい。」
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