🌙REBO/EN！！短編夢小説🌙

△帰ろう△

君さえいなければ、
こんなにも多くのことを知ることはなかったんだよ

なのに何故、教えるだけ教えて何処かに行ってしまうの？

僕に内緒で３ヶ月も行方不明になるなんて…

イライラしてミルフィオーレの奴等を咬み殺しまくった

君がこのままいなくなったら、
この愛しさをどうすればいいんだい？

早く帰って来てよ
抱き締めてあげるから
早く、早く、会いたいんだ…

君がいなければ、僕は壊れてしまうよ

君が行方不明になってから６ヶ月経ったころ
君の情報が見つかった

今から１ヶ月後に結婚するとのこと

ねぇ、何で？何でなの？
あんなに愛し合ったのにさ…
おかしくない？おかしすぎる

きっと僕の足手纏いとか思って、僕の前から消えたんじゃないの？

君は昔から僕の迷惑にならないようにと、考えて
家に引きこもった時期があったしね

今から迎えに行って、無理にでも連れて帰るから

君が今住んでるという、家についた

インターホンを押すと
君の懐かしい声をインターホンごしに聞いた

「はい、どちら様？」

だけど僕の傍にいるときの明るさはなかった

「僕だよ、迎えに来たんだけど」

「！？ぁ…」

君は驚いているだろう

「言っておくけど、顔を見せない限り僕は帰らない」

と言うより、連れて帰るまでね、

「帰ってくださいっ！！私はもうすぐで結婚するんです」

また君は強がっている
僕に心配かけないように、辛いのを抑えて
声からにして泣いているし、強がる時は敬語だしね

何ヵ月経っても君は変わらないね

「でもね、君がよくても君が傍にいないと僕は壊れてしまうんだ」

顔を見たい、触れたい、笑顔が見たい

「無理です！」

「じゃあ、待つからね」

無理に出そうとすると
君は壊れてしまいそうだから待つことにした

それから次の日になるまで
ずっと玄関の前に座り込んでいた
寒かったよ、心がね

この僕がこんな思いをしてまで
君を大切に思っているんだよ

早く出ガチャ

「恭……」

「やっと顔が見れた」

君はドアを開けて体を出して来た

目が腫れている
やっぱり泣いてたみたいだ

「帰ろう…」
「でも」

、