入学式

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さて、とりあえずは自分の周りがどんな職種で何ができるか…… グイッ、 ……まずは姿でとらえることの出来る部分から推測して…… グイグイッ、 ……次に髪が痛いが細かな部分を気にしたら負けでよく見て…… グイィィ~~~~ッ、 ………、 どんなことで遊んでやろうか 「サツキー、 無理をして怒りを蓄めるくらいなら素直に振り向いてやりな」 「……… どこから切断されたい?」 「うわっ、 第一声にそんなことを言うひーらーを初めて見た」 治療師以外なら知っているのかとつっこみそうになったが、 無駄だと判断し 「で、何の用だ?」 この時は自分に表情がなくて本当によかったと思った 仮に今の心境を表すなら とてもバラバラ程度じゃすまないだろうから 「サツキ、何?」 「……はぁ?」 「だから、サツキのファミリーネームよ」 「あぁ、 そんなものはない」 サツキは一変、きっぱりと言い放った ミトンは何か言いたそうな顔をしていたが 自分としては事実なので仕方ない 「ないってどういう意味よー?」
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