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「え、えぇ
そうですとも」
レベッカはまだロンドビルの一瞬の変化に内心驚いていたが
なるべく冷静を装って告げる
レベッカ自身、あまりロンドビルを気に入らなかった
わざわざDクラスの教師にするためだけにクォーツがどこからか連れてきたのだが、
とても教師が勤まるとは思っていなかった
案の定、こんな無謀な戦いに生徒の背中を押している始末だ
「このさいだからはっきり言っておきましょう
貴方には先生の器がありません
より確実な道を選べる者が初めて人に教えることを許されるのです」
やはりDクラスなどという計画がそもそも失敗だったのだ
「ふぅん、
言ってくれますね
確かに俺なんかが先生に向いているとは思いませんけど、」
はぁ、とため息
「レベッカ先生、
一つ賭けをしませんかねー?」
「賭け?」
……何やらロンドビルが手で合図を送ってきている
サツキはそれを観察していたが何のことかサッパリ分からず、
とりあえず見なかったことにしておいた
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