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結界、そんなもの僕には関係ない
というわけで無理矢理出てきたサツキは再び戦場に戻ってきた
「オラオラオラ~」
そんな中、右で派手に暴れている喧騒が聞こえる
「な、なんだこいつ
一体どんな術を使ってやがる?」
「そんなこと構うな
囲んじまえばこっちのもんだっ」
大きな体の男達が手に武器を持って囲む
が、
「遅ぇつってんだろがっ!」
ボッ、と中心から煙が広がり、
「蹴散らせっ」
「はやくや…」
バァンッ、
周りの連中が呆気なく吹っ飛んでいく
「やれやれ、
これだから甘チャン野郎どもは……」
「気分はどうだい?」
サツキは周りが後退りして出来た隙間から悠々と近づいてくる
「んだよ、
見ていたのか?」
「僕の仕事は診ることだからね
もっとも……」
アルフォントの姿を一目見て、
「力をセーブして戦っているみたいね」
アルフォントの武器、
天井からの魔力光によって照らされる両手の
真っ白な頭身の頭が広がっている打撃専用の得物
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