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国王「そなたの僧侶としての腕は相当なモノだと聞いている」
国王「だが、まあ……命にか関わることだ」
国王「無理にとは言わん」
国王「そなたの意思で決めてくれ……」
僧侶「……」
僧侶(情けないな、私)
僧侶(10歳の勇者様だって自分の運命と戦ってるのに)
僧侶(それなのに……私は)グスッ
僧侶(……)
僧侶(王様が言ってくれたように、私にも勇者様の仲間になる価値があるなら……)
僧侶(勇者様をお護りするのが私の運命なら……)
僧侶(私も……運命と戦えるかな……)
国王「……やはり、荷が重いか?」
僧侶「いえ」
僧侶「勇者様はこの私がこの身に変えてでも護り抜きます」
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