第3章憎しみのバトル

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40くらいにペースダウンしてもまだまだ離れない…。 『あの野郎、コッチと同じようにペースダウンしやがったな!!』 その時何かがキレた。 2レンジにギアを落としてフル加速する。アクセルは床までベタ踏みだ。甲高いエンジン音を轟かせGT-Rのお尻いっぱいに接近する。 そして今に至る キィィ!!!!!!!!!! フルブレーキして目一杯寄せた。また車間距離を開けて接近する。2、3回同じことを繰り返す。すると少しよたよたしながら爆音と共にGT-Rは加速した。 よくよく見るとそのテールはR32であった。普段ならすぐわかるはずなのだがもう理性はどっかにぶっ飛んでしまってどうにもこうにも収まりがつかない。 かろうじで32のナンバーが『なにわ』であることに気がつく。 だがそんなことは関係無かった。血管が切れてしまうくらいキレた俺はもう収まりがつかない。息遣いが酷く荒く、手が震え始めた。 100まで順調に加速しているがそんなことはお構い無し。車間距離は2mもない…。image=325747694.jpg
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