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俺はそのまま走り去り自宅へ帰ったのだった。
自宅へ帰っても怒りと自己嫌悪に陥ってしまってしまった。
チキショウ、チキショウ!!
何度も何度も嘆いた。
辛く儚くそして悲しい。
そんな自分が嫌いにもなった。
とはいえ感情に任せて人に迷惑をかけて走った事を恥じた。走り屋である事の自覚が足りないと同時に、下手をしたら交通事故を引き起こしたか、引き起こすところであったんだから…。
また更に気分が暗くなった。
そうだ!!
もし今度あの32に会うことがあったなら謝ろう。
そうして一つ一つ問題を片付けていかないといつか必ず最悪の事態を引き起こしてしまう…。
そんな気がした。
実際、この物語は主人公和仁が考えるようなものへと変わっていく。また一つカウントダウンを始めた…。
3章終わり
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