第1章始まりのカウントダウン

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キュルルルル… ブェオン!!!!!! ドゥルル…ドドドド!!!! 3G83インタークーラーターボに火が灯る。ラリアートの大口径のマフラーからの自慢のエキゾーストが響きわたる。 ガレージの中に響くエキゾーストノートがまた俺には心地好い…。シフトノブに手をあててゆっくりDレンジに組み込んでいく…いつもの光景だ。 時計は23時45分を指している。今日も走りに向かう… 日付が次の日に変わった。その瞬間、一気にアクセルを踏み込む。純正のデジタルメーターは着実に速度を刻んでいく… 場所は人気もなく車通りの少ない国道だ。青白いHIDが暗闇をかきけすように先へ先へと照らしていく。120km/hに差し掛かったとき初めの急カーブが目の前に飛び込んでくる。ブレーキをかけながらDレンジから3レンジへとシフトチェンジ。タイヤの限界ギリギリのラインを狙ってアウト・インで進入する。少しスキール音がするくらいに留めてコーナーをクリアする。2/3クリアした所で一気にフル加速。よたよたよれていたタイヤがまたよれるくらいに地面を蹴る。 3レンジで6300rpmまであげて122km/hまで加速させる。MITSUBISHI独特のブロックエンジンが甲高く吠える。 そのまま一気にDレンジへとシフトup…まだまだ加速したりないかのように135…140と着実に速度をあげていく。
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