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やるからにはトコトンやってやるわ。その日から自動車にのめり込む。
来る日も来る日も自動車の知識量を拡げる勉強をすると同時に自宅にあったekスポーツにものりまくった。
ターマック、グラベル、スノー…。ありとあらゆる場所や路面も体験した。林道、峠、ダート、サーキット、高速、国道、砂浜(千里浜)。
時間は山ほどあった。学校も休んだ。後はバイトして金貯めて車に使うだけ…。毎日はそんな感じになっていった。
そして進学なんかせず就職という道に進んだ。
先輩と同じようになりながら高校を卒業したのだった。
そんな俺は今日も走り続ける。
そう走り屋という職業をまっとうするのだ。
この時俺は知るよしも無かった。現実は儚く、悲しいものだとは…
死へのカウントダウンが始まったのだ。
2章へ続く…
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